制御リニューアル
制御盤交換をメインとしたリニューアルプラン
制御リニューアルとは
現在使用している簡易リフト・小荷物専用昇降機等の頭脳となる制御システム (制御盤・巻上機・操作盤等)を中心に交換する工法です。最小限の部品交換となるので工期は短く、費用も抑えられることが特徴です。
小荷物専用昇降機をインバータ制御化すると、これまでの悩みを一挙に解決します。
◉ 昇降開始、停止時の大きな衝撃の問題を解消
◉ 着床レベルの段差の問題を解消
従来型の交流一段速度制御は・・・
起動時には一挙に最大速度でモーターが回り始めるため、最大電流が流れ、荷物、ワイヤーロープ、巻き上げ機などに大きな衝撃が発生していました。
一方、停止時にも最大速度で昇降中のカゴを一挙に停止させる訳ですから、衝撃はもとより、ワイヤーロープスリップによる着床レベルの不具合やワイヤーロープとシープの摩耗など、さまざまな問題が発生していました。
インバータ制御(交流周波数制御)は・・・
起動時に低速でモーターが回り始め、徐々に加速するため、無理なく、スムーズな昇降運転が可能になりました。
停止時にも最大速度より徐々に減速して停止させるので、ワイヤーロープのスリップも起こりません。
マイコン制御でオプション対応が容易になります。
- 運転休止スイッチ(パーキング)全ての階の扉をロック状態にし、運転休止します。
- 基準階復帰機能:作業終了後、カゴが自動で、任意に設定した階に戻って待機します。
インバータ制御の8大解決ポイント
- 積載荷重の量に影響を受けることがなく、停止位置が一定です。(誤差+-3)今までのわずらわしい床合わせ作業が不要になります。
- 主回路の無接点化により、耳ざわりな作動音がなくなります。
- 電子サーマルが加わり、より安全になります。
- ソフトなスタート・ストップで、積荷にやさしく、荷崩れの心配がなくなります。
- 高頻度開閉サージによる消耗がなくなり、長寿命になります。
- 起動時の過電流が無くなり、省エネルギー化が図れます。
- 摩擦による素線切れがなくなり、ロープ寿命が倍増します。
- 信頼性を高めます。機器の無接点化、エレクトロニクス化により、高性能、高機能化が図れます。
小荷物専用昇降機
リニューアル工事の流れ
Construction Flow